セル操作

VBAでセルをリスト形式（リストボックス）にさせたい場合は、Validationオブジェクトを利用することでリスト形式の表示にすることができます。リストにするにはValidationオブジェクトのAddメソッドのTypeに xlValidateList を設定し、同じValidationオブジェクトのInCellDropdownプロパティに True を設定する必要があります。

VBAでセルに入力された文字の表示形式を取得するにはRangeオブジェクトのNumberFormatLocalプロパティをから取得することができます。NumberFormatLocalプロパティから取得できるデータは「セルの書式設定」→「表示形式」で指定した設定になります。

特定のセルのみを編集可能もしくは編集不可にするには「セルのロック状態」と「シートの保護状態」をVBAで制御することでできます。特定のセルのみ編集可能にするには、編集可能にしたいセルのロックを解除した状態でシートの保護を行うことで指定したセルのみ編集が可能になります。

VBAでセルに付けたコメントの形を標準のものから形を変えたい場合はShapeオブジェクトのAutoShapeTypeプロパティに定数を設定することで変えることができます。AutoShapeTypeプロパティに設定できる種類は130種類以上ありますが、サンプルコードでは比較的よく使われそうな10種類のコメントの形を記載しています。

VBAでセルにコメントを追加するにはRangeオブジェクトのAddCommentメソッドを、削除するにはClearCommentsメソッドを利用して設定することができます。またコメントの常時表示、非表示も指定できます。すでにコメントがあるセルに対してAddCommentメソッドを実行するとエラーとなり処理が中断してしまいます。

VBAでセルに入力された文字のインデントや折り返し、縮小表示などの配置や制御を設定するにはRangeオブジェクトのIndentLevelプロパティ、WrapTextプロパティ、ShrinkToFitプロパティを利用して設定することができます。

VBAでセルに入力された文字に角度を設定するにはRangeオブジェクトのOrientationプロパティを利用して角度を設定することができます。Orientationプロパティの設定の数字を指定する事で文字に角度を付けた表示が可能です。

VBAでセルに入力された文字の表示形式を%表示、前ゼロ詰め（ゼロパディング）、日付時刻表示、条件付き表示など指定の表示形式を設定するにはRangeオブジェクトのNumberFormatLocalプロパティを利用して文字の表示方向を設定することができます。

VBAでセルに入力された文字の垂直方向（縦）の表示位置を設定するにはRangeオブジェクトのVerticalAlignmentプロパティを利用して文字列の表示位置を設定することができます。VerticalAlignmentプロパティで設定できるものは5種類があり、設定する値は定数で設定することができます。

VBAでセルに入力された文字の水平方向（横）の表示位置を設定するにはRangeオブジェクトのHorizontalAlignment プロパティを利用して表示位置を設定することができます。HorizontalAlignment プロパティで設定できるものは8種類があり、設定する値は定数で設定することができます。