印刷

VBAで印刷プレビューを表示させるには Application.Dialogs(xlDialogPrintPreview).Showを利用、PrintPreviewメソッドを利用、PrintOutメソッドの引数(Preview)に True 指定して利用する方法があります。

VBAのApplication.DialogsコレクションのShowメソッドを利用することでプリンターの印刷ダイアログ、設定ダイアログを表示させることができます。ダイアログの指定するにはApplication.Dialogsコレクションの引数にXlBuiltInDialog列挙体の定数を指定します。

VBAで印刷されるページ数の取得はPagesコレクションのCountプロパティから取得できます。ブック全体を印刷した場合の総ページ数は各シートの情報から取得する必要があります。余白、印刷範囲の設定値の取得はPageSetupオブジェクトから取得できます。

VBAで印刷方向、用紙サイズ、印刷倍率はOrientationプロパティ、PaperSizeプロパティ、Zoomプロパティを利用することで設定できます。印刷方向、用紙サイズについては定数で指定することができます。倍率については設定できる倍率が10～400(%)となり、この範囲外の数値を指定するとエラーになります。

VBAで印刷範囲の設定と解除にはPrintAreaプロパティを利用し、PrintAreaプロパティの設定にはRangeオブジェクトのAddressプロパティを利用します。改ページ位置の設定と解除にはPageBreakプロパティを利用します。

VBAで印刷時の余白のサイズを設定するにはPageSetupオブジェクトを利用することで上下左右の余白、ヘッダ・フッタの余白のサイズを設定できます。余白の設定に使う数値はポイントでの指定となるので、cm単位で指定をしたい場合はCentimetersToPointsメソッドを利用することでcmでの指定が可能になります。

VBAで印刷する対象を中央に寄せた形で印刷できるように設定するにはPageSetupオブジェクトを利用して設定することができます。中央配置の設定はCenterHorizontallyプロパティ（水平方向）とCenterVerticallyプロパティ（垂直方向）を利用して True または False を指定をします。